「うちの子、まったく勉強しない」——保護者から、これは本当によく聞く悩みです。机に向かわせようとしても続かない。「勉強しなさい」と言えば言うほど反発される。
私は大学の4年間、塾講師・家庭教師として、おもに英語を教えてきました。勉強しない子を何人も見てきて、たどり着いた結論があります。
子どもが勉強しないのは、意志が弱いからではありません。「これを学ぶ意味」が見えていないからです。
この記事では、教科を問わず使える動機づけの視点と、私が英語で実際にやってきた具体的な方法を紹介します。
「これ、何の役に立つの?」に答えられるか
教科ごとに細かいやり方は違います。でも、どの教科にも共通する「興味を持たせる入り口」が一つあります。
それは、その学習が実生活にどう活きるのかを示すことです。
子どもが勉強しない理由の多くは、「やっても意味がない」と感じているからです。逆に言えば、「これを知っていると、こんなに違うのか」と腹落ちした瞬間、子どもは勝手に動き始めます。
大人が「将来のためだから」と言っても響かないのは、それが抽象的すぎるからです。必要なのは、具体的な絵です。
例えば社会:「暗記しても意味ない」への答え方
社会科は「暗記しても意味ない」と言われがちな筆頭です。年号や人物名を覚えて何になるのか、と。
でも、こういう説明ならどうでしょうか。
大人になって投資をしたいと考えたとき。 歴史や世界史を知らないまま、宗教上の対立で戦争が絶えない地域や、ロシアとウクライナのような関係にある国に投資したら、大損する可能性があります。その地域の背景を知っているかどうかは、そのままお金に直結します。
グローバルに活躍したいと考えたとき。 国際関係の成り立ちを知らずに、取引先に対して失言をしてしまったら。それは取り返しのつかない事態になりかねません。歴史を知らないことは、ビジネスの現場では致命傷になり得るんです。
こういう話をすると、子どもの目つきが変わることがあります。「暗記」が「武器」に見え始めるからです。
大切なのは、その教科が、自分の人生のどの場面で効いてくるのかを具体的に描いてみせること。これはどの教科でもできます。
私の専門・英語では:「実際に喋る機会」を与える
私は主に英語を教えてきたので、英語での実践例を詳しく話します。
英語で私がやってきた動機づけは、シンプルです。実際に外国の人と喋る機会を与えること。
英語を「テストのための科目」として勉強している限り、モチベーションは長続きしません。でも、目の前に「通じた!」「通じなかった…」という現実があると、話が変わってきます。
使っていたのは「HelloTalk」というアプリ
私が使っていたのは、HelloTalk(ハロートーク)という言語交換アプリです。スマホだけで、簡単に海外の人と通話できます。
このアプリのいいところは、相手も「日本語を学びたい外国人」だという点です。つまり、お互いに学習者同士。だから、こちらが喋れなくても、相手はすごく優しい。場合によっては日本語も理解してくれます。失敗しても許される環境が最初から用意されているんです。
「喋れなかった」経験こそが燃料になる
もちろん、最初はまったく喋れません。言いたいことが出てこない。単語が浮かばない。もどかしい思いをします。
でも、この「喋れなかった」という経験が、そのまま燃料になるんです。
「悔しい」「もっと話せるようになりたい」——そういう気持ちが芽生えると、子どもは勝手に勉強し始めます。次の会話のために単語を覚え、フレーズを練習する。そしてまた話してみる。
学習と実践のサイクルが回り出すと、もう「勉強しなさい」と言う必要がなくなります。 自分から机に向かうようになるからです。
これが、私が見てきた「勉強しない子が変わる瞬間」でした。
大切なのは、勉強を「閉じた世界」から出すこと
まとめると、こういうことです。
- 子どもが勉強しないのは、意志の問題ではなく意味が見えていないから
- どの教科にも、実生活とつながる具体的な絵を描いてみせられる
- 特に効くのは、実践の場を与えること。学習と実践のサイクルが回れば、自走が始まる
勉強を「テストのための閉じた作業」にしてしまうと、子どもは意味を見失います。逆に、教室の外の世界とつながった瞬間、勉強は自分ごとになります。
家庭でこれをやるのが難しいと感じたら
正直に言うと、これを家庭でやるのは簡単ではありません。親が「これは将来こう役に立つ」と話しても、子どもは素直に受け取らないことがあります。親子だからこその難しさです。
こういうとき、家庭の外にいる第三者が効きます。第三者から言われると、素直に入ることが本当に多い——これは現場でよく感じることです。家庭教師のガンバは「勉強のやり方から教える」ことを掲げ、勉強嫌いの子をやる気にさせる工夫に定評があります。実際に「自分から勉強するようになった」という口コミも多く、この記事で書いた自走のきっかけをつくるという発想と相性のいいサービスです。
まずは無料体験で、お子さんが講師にどう反応するかを見てみるのも一つの手です。
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